こんにちはAgodaでGo、運営者の「MAYUMI」です。
旅行好きの皆さんがホテル予約サイトを利用する際、安くて便利なアゴダを見かける機会は多いのではないでしょうか。
しかしあまりの安さや聞き慣れない名前から、アゴダはどこの国のサービスなのかと疑問を抱く方も少なくありません。
ネット上では危ないという噂や評判を見かけることもあり、万が一のトラブルや問い合わせ先、電話番号がどうなっているのか不安に感じることもあるでしょう。
特にビジネス利用を考えている方にとっては、日本のインボイス制度に対応しているかどうかも重要な判断基準になります。
この記事ではそんな皆さんの疑問を解消するために情報を整理しました。
【記事のポイント】
- アゴダの運営会社と親会社の信頼性について
- なぜアゴダのホテル予約はこれほど安いのか
- ビジネス利用時に注意すべきインボイス制度の壁
- トラブルを避けて賢く利用するための具体的な対策
それでは早速本文にいってみましょう
アゴダはどこの国の会社か?運営実態と信頼性
ここでは、多くのユーザーが疑問に抱くアゴダの企業としての正体について解説します。
法的な所在地や親会社の規模を知ることで、単なる「怪しいサイト」ではないことが理解できるはずです。
アゴダの本社はシンガポールにある
まず結論からお伝えすると、アゴダ(Agoda Company Pte. Ltd.)の運営拠点はシンガポールにあります。
住所はシンガポールの金融街にある「30 Cecil Street」という場所です。
「なぜシンガポールなの?」と思うかもしれませんが、これには明確な理由があります。
シンガポールはアジアの中心に位置しており、タイやベトナム、インドネシアといった人気観光地へのアクセスが抜群だからです。
また法人税が安くIT企業への優遇措置が手厚いため、多くのグローバル企業が拠点を置いています。
日本にも「Agoda International Japan」という法人はありますが、これはあくまでマーケティングや市場調査を行うための支社的な位置づけです。
私たちが予約契約を結ぶ相手は、あくまでシンガポールの法人となります。
アゴダの親会社やブッキングドットコムとの関係
アゴダ単体で見ると「アジアの会社」というイメージですが、実はそのバックボーンは非常に強大です。
アゴダの親会社は、アメリカのNASDAQ市場に上場している「ブッキング・ホールディングス(Booking Holdings Inc.)」という世界最大級の旅行企業です。
この会社実はあの有名な「Booking.com(ブッキングドットコム)」も運営しています。
つまりアゴダとブッキングドットコムは、同じグループ会社の兄弟のような関係なんですね。
親会社の規模がすごい!
時価総額は約25兆円規模(2024-2025年時点)。
これは日本のトップ企業に匹敵する、あるいはそれ以上の規模です。
「倒産して返金されない」といったリスクは、極めて低いと考えて良いでしょう。
アゴダが危ないという噂の真相と安全性
ネットで検索すると「アゴダ 危ない」といったキーワードが出てきてドキッとすることがありますよね。
私が長年使ってきた経験と調査から言うと、アゴダ自体は詐欺サイトなどではなく、正当なサービスです。
ではなぜ「危ない」と言われるのか。
その原因の多くは「情報の非対称性」にあります。
例えば海外のサイトであるがゆえに、日本の至れり尽くせりなサービスを期待するとギャップを感じることがあります。
「予約がホテルに伝わっていなかった」というトラブルも稀に聞きますが、これはシステム連携のタイムラグなどが原因です。
対策:予約後はホテルへ確認を
心配な方は、アゴダで予約完了後に、直接ホテルへ電話やメールで「予約が入っているか」を確認するのが一番の自衛策です。
アゴダの問い合わせ先や電話番号の確認方法

トラブルが起きたとき、すぐに電話がつながらないのが海外サイトの不安な点です。
アゴダには日本語対応の電話窓口がありますが、24時間対応ではない点に注意が必要です。
現在一般的に知られている問い合わせ電話番号は「050」から始まる番号です。
ただし対応時間は通常、日本時間の午前9時から午後6時までとなっています。
- 日本語でのサポートは受けられますが、オペレーターが外国人スタッフの場合もあります。
- 深夜のチェックイントラブルなどは、即時対応が難しい場合があります。
正確な情報は公式サイトのヘルプセンターから確認する必要がありますが、いざという時のために「連絡できる時間帯が決まっている」ということは覚えておきましょう。
アゴダのアプリの使い勝手や評判
アゴダのスマホアプリは、非常に使いやすく設計されています。
直感的にホテルを探せますし、アプリ限定のクーポンも頻繁に発行されるため、Webブラウザ版よりお得になることが多いです。
一方で評判の中には「予約を急かす表示が多い」という声もあります。
「残り1室!」「今〇人が見ています」といった表示ですね。
これはマーケティング手法の一つですが、焦って予約してしまい、後で「返金不可プランだった!」と後悔するケースも。
アプリは便利ですが「安いプランほどキャンセル条件が厳しい」という傾向があるため、決済ボタンを押す前の最終確認は慎重に行うことをおすすめします。
アゴダはどこの国のサービス?インボイス等の注意点
ここからは、特にビジネスや出張でアゴダを使おうと考えている方に向けて、非常に重要な「お金と法律」の話をします。
ここを理解していないと経費精算で痛い目を見るかもしれません。
アゴダの領収書は日本のインボイス制度に非対応
これが「アゴダ どこの国」問題の核心です。
アゴダの運営主体の多くはシンガポール法人であり、日本の「適格請求書発行事業者」として登録されていないケースがほとんどです。
つまりアゴダで「事前決済(サイト上で支払い)」を選択して予約した場合、発行される領収書は海外法人名義のものとなり、日本のインボイス制度における要件を満たしません。
結果として会社側が消費税の仕入税額控除を受けられず、経費精算時に「これでは困る」と経理担当から突き返されるリスクがあります。
出張利用の方は要注意!
会社の方針で「インボイス対応の領収書が必須」とされている場合、アゴダでの事前決済は避けるべきです。
アゴダで支払い方法を選ぶ際の重要なポイント
では出張でアゴダを使ってはいけないのか?というと、実は回避策があります。
それは「現地決済」を選ぶことです。
支払い方法による違いを整理しました。
| 支払い方法 | 領収書の発行元 | インボイス対応 |
|---|---|---|
| 事前決済 (今すぐ支払う) |
Agoda(シンガポール) | × 原則非対応 |
| 現地決済 (ホテルで支払う) |
宿泊施設(ホテル・旅館) | ○ 対応可能 ※施設が登録済みの場合 |
このように「現地決済」を選べば、日本のホテルが直接領収書を発行してくれるため、通常の国内宿泊と同様にインボイス対応の領収書を受け取ることができます(※ホテル自体がインボイス登録している必要があります)。
アゴダのキャンセル料や返金トラブルへの対策

アゴダの魅力である「衝撃的な安さ」の裏には、厳しいキャンセルポリシーが存在することが多いです。
特に「返金不可」のプランは、たとえ台風でも、身内の不幸でも、システム上はキャンセル料100%となるのが基本です。
日本の宿なら電話一本で「今回は大変でしたね」とキャンセル料を免除してくれることもありますが、外資系OTAであるアゴダのシステムでは、そうした「温情」は通用しにくいと考えてください。
予約時はここをチェック
「数千円安いから」といって安易に返金不可プランを選ばず、予定が変わる可能性があるなら「前日までキャンセル無料」のプランを選ぶのが、トラブルを避ける賢い方法です。
アゴダと楽天トラベルの比較や使い分け
日本国内の旅行において、アゴダのライバルとなるのが「楽天トラベル」や「じゃらん」です。
これらをどう使い分けるのが正解でしょうか?
- 楽天トラベル・じゃらん:
安心感重視。温泉宿や地方の旅館に強い。インボイス対応も完璧で、出張や家族旅行におすすめ。 - アゴダ(Agoda):
価格重視。都市部のホテルや、直前予約でとにかく安く泊まりたい時におすすめ。海外旅行は圧倒的にアゴダが有利。
私はプライベートの一人旅や海外旅行では「アゴダ」、会社の出張や両親を連れての旅行では「楽天トラベル」といったように、シーンに応じて使い分けています。
まとめ:アゴダがどこの国か理解して賢く使いこなす

最後にまとめになりますがアゴダはシンガポールを拠点とし、米国の巨大資本を背景に持つ、グローバルで信頼性の高い企業です。
決して怪しいサイトではありません。
ただしその「国境を超えた仕組み」ゆえに、日本のインボイス制度や商習慣とは一部マッチしない部分があります。
「アゴダ どこの国」と気になった皆さんは、その違いを正しく理解できたはずです。
出張なら現地決済にする、キャンセル不可プランは慎重に選ぶ、といったポイントさえ押さえれば、アゴダは私たちの旅を劇的にお得にしてくれる最強のツールになります。
ぜひ特性を理解して賢く活用してくださいね。
※本記事の情報は執筆時点のものです。最新の税制や規約については、必ずアゴダ公式サイトや国税庁の案内をご確認ください。
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